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ヒラリークリントンの発言

「確かなことはわかりませんが、私はすでに宇宙人は地球を訪れているのではないかと考えています」
日本ではほとんど報道されなかったが米大統領選出のための予備選挙が全米各地で始まる直前の2015.12.29日に民主党大統領最有力候補ヒラリークリントンがニューハンプシャー州でおこなった選挙キャンペーンでの発言ということである。情報によるとヒラリー氏は地元の地方紙「The Conway DAILY SUN」の事務所を訪れ、記者たちときわめて現実的な外交、経済政策についての姿勢を話した時のことだそう。
 
 一通りの質問が終わった後、ある記者から思わぬ質問が飛び出した。それはUFOに関する質問だった。質問したデイモンド・ステア記者は以前2008年にも、ニューヨーク州の上院議員だったヒラリー氏にUFOに関する質問をしている。この当時、ヒラリーは夫であり元米国大統領であるビル・クリントン氏共々、米国政府に対し秘密文書の全面公開を主張しており、その極秘文書の中には当然ながらUFOに関する文書の内容開示も含まれていたと思える。
 
 今回の質問は2014年のあるTVのトーク番組で、夫であるビル・クリントン元大統領が番組中でUFOについて尋ねられ
 「いつの日か宇宙人が地球にやってきたとしても驚かない。そしてその遭遇は米SF映画インデペンデンス・デイのような侵略戦争になるとは思えない」(ビル・クリントン)と発言したことについどう思うかと尋ねられたことに対する回答だったと言う。この記者の真意はどこあるのか推測するしかないのだが、まずヒラリー氏のブレーンであるジョン・ポデスタ氏と言う人物の存在があるらしい。

 調べてみるとポデスタ氏はヒラリーの夫であるビル・クリントン元大統領の首席補佐官を勤めた人物でオバマ政権でも上級顧問の職にあった。近頃、自主的に解任を申し出たらしい。その理由がなんとヒラリー氏の選挙活動に選任するためらしいのである。またポデスタ氏は「2014年の私の最大の失敗はUFOの資料をまたもや開示できなかったことだ」と発言した経緯があり、ここまで条件がそろえば、ヒラリー発言の奥底になにやら大きな理由がありそうだとかんぐられるというものだろう。(でもたいていウヤムヤで終わってしまうが?・・・)
 
 案の定、日本の週刊誌などは常識的な見方をすればヒラリー氏と同じ民主党の候補であり、きわめて現実的な政策で急追するB・サンダース氏の存在や共和党の有力候補でありUFOとは違う意味で現実離れした政策、たとえば不法移民対策として(米国とメキシコの国境沿いに壁を作る)というような発言を連発しているD・トランプ氏の存在を意識しているせいかも?と、相変わらずのひねくれコメントに終始している。
 
 米大統領のUFO・宇宙人に関連する発言と言うのはレーガン元大統領の国連演説などに見られるように今回が初めてのことではなく過去にも何度かあるが大統領選挙がらみでは初めてのことだ。大統領選挙とは直接関係がないが、トランプ氏の名前が出たので1つ追加しておきたい。大富豪であるトランプ氏が大統領選に出馬する気になったきっかけにオバマ大統領にある席でバカにされたからだと言う話がある。東京新聞の3月18日の記事によるとオバマ氏とトランプ氏は以前からさや当てが激しかったらしいのだが、それがある程度、収束しかかっていた2011年4月、オバマ氏がまたもやトランプ氏のことをこう言ってコケにしたらしいのである。「トランプ氏はこの次は、アポロ11号の月面着陸は捏造だったとか、UFOは実在するかもしれない」と。 これを聞いていたトランプ氏はオバマ氏をすさまじい形相でにらんでいたらしい。このことがトランプ氏が大統領選挙に出馬する直接のきっかけになったとは思えないが、トランプ氏がオバマ氏に並々ならぬ思いを抱くことになったろうということは充分、想像できる出来事だ。UFOもとんだとばっちりを受けたものだ。

ツングース大爆発

ツングース大爆発をご存知だろうか?今から108年前の1908年6月30日午前7時頃、北極圏に近いシベリアはツングース地方の針葉樹林帯(タイガ)でその大事件は起きた。このツングースの大爆発は、有史以来人類が体験した文字どうり、類を見ないような大爆発だった。それ以上にもしかすると広島・長崎以前に人類が体験した最初の”核爆発”であった可能性すらある大事件だった。

 その日、何百人もの農夫、猟師らが太陽のように輝く、まばゆいばかりに空を横切る飛行物体を目撃。その直後に地平線にその物体が消えたかと思うと、続いて今までに見たこともないような”キノコ型の雲”がモクモクと立ち上っていった。このときの爆発はすさまじいものだったようで、なんとタイガ上空にハリケーンが発生し、家の屋根が吹き飛び、窓は粉々に壊れた。このときの衝撃波はなんと地球を2週以上も駆け巡り、同じ旧ソ連国内の約1000キロ離れたイルクーツクやタシケントをはじめ、さらに遠く離れたイギリスのロンドンの気象観測所の気圧計もそれを察知したほどであった。

 そのロンドンやパリなどではその日から3日ぐらい、夜になっても照明器具を使わずに、新聞や本などが読めたというし、モスクワでも夜間に写真が撮れれたと言う。大まかに言って約2000万平方キロ(東京の面積ぐらい)の土地と1000万本の樹木がなぎ倒された。こんな大爆発だったのにもかかわらず最初に調査が派遣されたのは、事件が起きてからなんと13年もたった1921年のこと。今でこそモスクワから飛行機とヘリコプターを使って8時間程度で行けるらしいのだが、当時のツングースは文字どうり人跡未踏の土地であり交通手段と言えば、シベリア鉄道とそり程度しかなく、ここに行くのは相当の決意を要求されたのだ。

 この時、調査団の団長に選ばれたのが、ソ連気象学協会のレオニード・クーリク(37)であった。クーリクは体系的な科学の教育は受けていなかったようだが、独学でそれを補い、ツングースの大爆発に関しても独自の考えを持っていたようで、調査団が初めて派遣されたのと同じ1921年にそれに関して短い論文を発表している。その1921年の8月4日、クーリクはその最初の調査団をひきつれレニングラードを立った。

 約4000キロ以上の距離を10ヶ月以上の行程の末、車も壊れ、馬やロバなどの動物も相当数が倒れていた。残念ながらクーリクは一端、レニングラードへ引き返さざるを得なかった。ようやく爆発現場であるシベリアはツングース近くのメキルタ川の畔に着いたのはそれから7年後の1928年の4月、2回目の調査の時だった。そこで彼は驚くべきものを目にする。北の方角に広がる木々が、枝がなくなり梢だけになって1本残らず、同じ方向に見渡す限り横倒しになっている。クーリクが後で調べたところでは、地平線のかなた約20キロくらい先までが影響を受けているようだった。そこからさらに歩を進めていくと、状況から判断してほぼツングース爆発の中心部と思われる地点に到着した。クーリクはこの状況を見て、今回の爆発は巨大な隕石が落ちたに違いないと判断した。

クーリクはその後も数回、計4回のツングースの調査を行い、最後の4回目の調査では、空中撮影したにもかかわらず、隕石や彗星の墜落したような穴はおろか小さな破片すら発見することは出来なかった。ただ枝がなくなり、梢が燃えていた樹木から判断すると、この爆発は何らかの物体が地上に衝突したものではなく空中で爆発して、その結果、上空から高熱が降り注いだ可能性を示している。規模は違うが原爆が落ちて”核爆発”を起こした広島の原爆ドームの周辺の状況がツングースとよく似ている。

 この核爆発説は第2次世界大戦後に改めて再開された現地調査によってそれを示唆する新たな発見が幾つか見つかっている。幾つかの樹木を調べてみると、そのほとんどがツングース爆発の起こった1908年に当たる年輪のところで急激な放射能の増大を示していた。また本来、7、8メートル程度にしか成長しないはずのカラマツやカバノキなどの樹木が20メートル近くになっていたものがあった。これらの証拠はツングースで起きた爆発が、単なる運動エネルギーや化学爆発ではなく、核爆発による放射能による突然変異の可能性を示している。

このツングース大爆発に関しては、1976年10月11日に旧ソ連の国営タス通信が「1908年にシベリア上空で核爆発が起きていた。その規模は広島原爆の2000倍」とニュースを流している。日本でも毎日新聞が1976年10月13日付の夕刊でこのニュースを報道している。

NSAと秘密保護法

最近、その動向があまりつたわってこなかった内部告発サイトのウィキリークスだが7月31日に公表した米政府の機密文書によれば、米国家安全保障局(NSA)が日本の経済産業省や大手商社などの電話を盗聴していたと言うことである。米国と旧ソ連邦の間の冷戦が終了してから、もう25年以上の月日がたとうとしているが、主に旧ソ連邦をはじめとする旧共産圏諸国の情報を収集する目的により設立されたNSAやCIAなどの米国諜報機関だが、冷戦終了後はその存在価値が著しく低下していると言われていた。そういった諜報機関が新たなターゲットとして狙っていると言われるのが諸外国のハイテク大手企業らしいのである。もっともNSAによる民間人や民間企業への盗聴疑惑は今回が初めてではない。調べてみると2000年前後に英語圏5カ国による通信傍受網「エシュロン」による産業スパイ疑惑が発覚。盗聴された可能性がある欧州諸国が調査に乗り出した。2013年6月には、英紙「ガーディアン」がNSAが自国の数百万人の個人データを毎日、収集しているとして話題になった。そして今回の盗聴疑惑では欧州の同盟国であるはずのフランスやドイツまでもがNSAにより盗聴されていたらしく、ドイツのメルケル首相は自分の携帯電話までが盗聴されていた可能性がありオバマ米大統領に直接、抗議したと言うのは記憶に新しい。

 さてそのNSAだが本部は首都ワシントンからすぐ近くのメリーランド州フォートミードというところにある。設立は1952年の11月。(この日付は良く覚えておいてほしい。)その前進は第1次大戦中に作られた陸軍情報局第8部。ハワイを含む米国内に数箇所の事務所と20箇所に近い前述した「エシュロン」と呼ばれる通信傍受網を持っているとされる。エシュロンは第1次世界大戦中の米英間の諜報協力がその起源とされ、日本国内では三沢基地(青森)、トリイステーション(沖縄)などの基地をはじめ十数か所に同じような通信傍受施設を所有しているらい。

 さて我が日本国で擦ったもんだの末に、安全保障に関係した機密情報を漏らした国家公務員らの罰則規定を強化した特定秘密保護法が成立したのは2013年の12月だった。真偽のほどは定かではないがこの特定秘密保護法成立の裏には米国からの強い要請があったとされる。がもし、それが事実とすれば、「エシュロン」で同盟国からも容赦なく情報を盗聴しておきながら、一方でその国に情報の戸締りをしっかりしろと言うのもなんだかおかしな話である。そこで考えられるのは今回の秘密保護法成立の中心は実は米国からの要請と言うより、この「エシュロン」を運営している英語圏5カ国、通称「ファイブ・アイズ」に仲間入りして米国からより高度の情報を入手しようとした日本の情報当局?ではないだろうかということ。英語圏5カ国とは米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国。日本の関係当局の人間からすると、自分たちは日本が米国の最も親密な同盟国と思いたいし、米国も首脳会談の共同声明の時などに”日米関係は世界で最も重要な2国間関係”などと言うのだが実際は日本がこの仕組みに加入できないとすれば、当然、この5カ国だけにしか知らされない情報があることは確実であり、やはり血の濃さでこれらの諸国より格下に扱われているのは紛れもない事実で、そのことが彼らにすると我慢ができないのでないだろうか?そこでその仲間に入るのは無理としても、国内の罰則規定を厳しくして、せめてほぼ同格に扱ってもらおうと考えたのかもしれない。
 当の5カ国は公式にはこの「エシュロン」の存在は認めていない。しかし2001年の9月に欧州議会が公的機関としては世界で初めてその存在を認めている。

 このサイトらしくNSAとUFOとのかかわりを最後に少々。NSAとUFO問題と言えばなんといっても1968年にNSAの1人の分析専門家によって書かれた「UFO仮説と生き残りの問題」と名づけられた報告書が有名だ。
 ところでNSAが設立されたのは1952年の11月と最初のほうで書いたがこの月はそう、文書内容はともかく”その物の真偽”自体は、かなり怪しくなってしまった、近年、世間を騒がせた「MJ-12」文書が書かれたまさにその月なのだ。それとNSAと並ぶ米国の諜報機関であるCIA。この組織が出来たのは1947年の7月。この月はまさにニューメキシコ州のロズウェルにUFOらしき正体不明の物体が墜落した月である。つまり、米国の2大諜報機関はいずれもUFO問題の歴史上、きわめて重要な出来事があったすぐ後に時を合わせるように設立されている。これは単なる偶然の一致なのだろうか?

モキュメンタリーとUFO

 ドキュメンタリー(事実)ともフィクション(架空)ともいえない作り方の映画や小説をモキュメンタリーというらしい。もちろん、このモキュメンタリーと言うのは造語で、ドキュメンタリー(事実を報道)とモック(MOCK=いんちき、まがいもの)をあわせた造語だ。しかし中には本当に起きたことを娯楽映画という手法で私たちに伝えた逆モキュメンタリーとでも言えるものがあるかもしれない。SF映画の中でそう思わせるのが、1977年に公開された「未知との遭遇」原題「CLOSE ENCOUNTER OF THE THIRD KIND」和訳=第3種接近遭遇、S・スピルバーグ監督だ。

 SF映画と言っても大きく2つに分けられると思う。1つは「スター・ウォーズ」に代表される、舞台設定が時間も空間も現実社会から大きく離れたものと、あくまで現代の地球が舞台設定になっているものだ。その点で「未知との遭遇」は明らかに後者である。聞き伝えによるとこの映画は、現実感と臨場感を高めるため、撮影はかなり”極秘のうち”に進められたらしい。私自身この映画が公開された時、まだ中学生ぐらいだったが、”それまでのSF映画をはるかに超えた映画がやってくる”と言う触れ込みを、雑誌の巻頭特集で見た記憶がある。なるほど実際に見て度肝を抜かれたのは確かである。なんと言ってもあれほど臨場感のあるUFOや異星人はそれまでにまったく体験したことがないものだった。たとえ映画と割り切って見ても、子供の頃見たテレビの「ウルトラマンシリーズ」などに出ていた異星人とは明らかに次元が違うし、(スピル監督、失礼)同じスピルバーグ監督のそれ以後のSF映画、たとえば代表的な「ET」などと比較しても格段に「未知との遭遇」の異星人やUFOのほうがリアリティがあると思う。「ET」などもよくできているとは思うが、やはり、どこかハリボテ的な感じは否めないし、「未知との遭遇」の異星人とは比較にならない。特にラストの20分のシーンでマザーシップからたくさんの異星人が降りてくるところと、最後にリーダーとおぼしき異星人とフランシス・トリュフォー演じる、ラコームと言うフランス人科学者が手話で交流し、そのあとで異星人がマザーシップに戻っていくところなど、本物としか見えない迫真のシーンで、私などは本当の異星人が極秘裏に出演したのではないかと思ったくらいである。ハリボテ感や作り物と言う感じがまったくなく、どういう風に撮影したのか今もって不思議だ。公開されてからもう40年近い時間が経過しているが、いまだにこれ以上、リアリティのあるUFO,異星人映画を見たことがない。スピルバーグ監督は映像の魔術師と言われている人だから、これだけのものを作れたのだろうが、もしスピルバーグ監督に会えたら、この作品はどのように撮影したのか、是非、聞いてみたい。

 しかし大事なことはこの「未知との遭遇」の臨場感、リアリティのすばらしさもさることながら、この映画には他のSF映画にはない何か、特別なものを感じるからである。公開直前まで、その内容がほとんど明らかにされなかったのも、その現実感(リアリティ感)をより多くの人に自然に感じてもらうためだったのだろう。それが某国の陰謀なのか、はたまた観客をたくさん呼ぶための映画会社の作戦と言えなくもないが?
 ところで1990年頃、米国でアクエリアス計画と言うUFOに関する計画の秘密文書が非公式に公開され、そのアクエリアス計画の中の1つに”シグマ計画”と言うのがあった。この計画の内容はまさに驚天動地、我々のこれまでの常識をはるかに超えるものである。UFOディレクターとして著名な矢追純一さんが1989年に書いた「MJ-12の秘密」から引用すると、”プロジェクト・シグマ” その使命は宇宙人とコンタクトを取ることにある。このプロジェクトは1959年にようやく成功を見た。1964年4月25日、アメリカ合衆国は宇宙人と初歩的なコミュニケーションをとることに成功。空軍情報部の高官が2人の宇宙人とニューメキシコの砂漠で会見した。・・・以下省略”と言う内容である。常識的にはとても信じられない。たしかにこのアクエリアス計画は非公式に公開されたもので偽情報の可能性もあるし、いつものような情報撹乱作戦の可能性も高い。映画や小説ではないが今回のテーマである”モキュメンタリー”の一種かもしれない。したがって現実にこのようなことが行われたかどうかは定かでない。しかし、この文書そのものが存在することは確かだし、ひょっとすると、この会見は本当に計画されたものだったのかもしれないことを裏付けるUFO事件が現実に起きている。このシグマ計画に書かれた1964年の4月25日のわずか1日前、4月24日に同じニューメキシコのソコロという町で起きたUFO事件史の中でもきわめて信憑性が高いと言われる”ソコロ事件”である。このソコロ事件は目撃者のロニー・ザモラ氏が信頼の置ける警官だったこと、UFO着陸痕と思える4つのくぼみが発見されていることなど、UFO学の創始者である、故J.A.ハイネック博士も直接、現地に赴き調査の結果、未確認としたほど信憑性の高い事件である。興味深いことにハイネック博士はこの「未知との遭遇」にテクニカル・アドバイザーとして参加している。(映画そのものにも出演している)UFOの着陸と異星人の目撃などと言う出来事が、ほぼ同じ地域で、しかも2日続いて起きる確率は限りなく低いだろう。したがってこのソコロ事件は異星人と米国政府の意思の疎通の不徹底によりおきたことだったのかもしれない。ソコロ事件は現実に起きた可能性が高い。そのことから考えると、異星人と米国政府が会見する計画が現実にあったのかもしれない。

 異星人と人類との会見・遭遇と言う、もし現実に起きれば人類の歴史上、最も重要で画期的な出来事が1965年の4月頃にひょっとすると計画されていたのかもしれない。しかしそれがたとえ実現したとしても、おいそれとそれを公表するわけには行かない。そこでSF映画と言う間接的な手法でそのことを我々に示そうとしたのかもしれない。撮影が超極秘に進められたのも、リアリティ感を高めるだけでなく一般大衆に先入観を与えないための作戦とも考えられる。やや、うがった見方だが、いずれにせよ近い将来このようなことが起きる可能性はある。それは明日、あさっての問題でなくとも、その時の心構えを作ると言う点でこの映画のはたした功績は多きいとおもう。あの映画以来、それまで異星人は侵略者、インベーダー(侵略者)と描いていた多くのSF映画や小説の概念を壊し、異星人はすべて侵略者ではなく、友人になれるかもという気持ちを一般大衆の中に引き起こした。(全面的に安心するのもどうかと思うが)当局やある国家などが常識を覆すような、とてつもない情報を我々に示す時は公式、非公式、うそ、ホントまたはドキュメンタリー、フィクション、そしてモキュメンタリーなど、いろいろな方法で複合的にからめて示していくものなのだろう。まさしくUFO情報のように一筋縄ではいかないのである。

軍事利用に傾く日本の宇宙開発

2009年の6月に決定された「宇宙基本計画」をご存知だろうか?仰々しい名前から想像するに米国やNASAの計画ではないかと思いがちだが、まさしく日本の宇宙計画だ。 計画案には二足歩行ロボットによる月面探査など、夢のある計画もある。問題なのは軍事面でのアプローチを重視している点である。日本にはかって宇宙に関連した国家機関が3つ存在していた。それは①宇宙開発事業団②宇宙科学研究所③航空宇宙技術研究所の3つである。それぞれの機関に微妙な違いがあるのだが、基本的に①は気象や通信などの実用衛星を②は惑星などを観測する科学衛星を③はロケットや航空機などの飛翔体の研究をというように。しかし同じような機関が3つもあるのは問題だと言うことで、行政改革のあおりもあり独立行政法人(JAXA)に統合されたのが2003年である。そのJAXAのJAXA法には宇宙開発は「平和目的に限り」と言う平和規定があった。これは1969年に衆参両院で可決された国会決議に基づき日本の宇宙開発は「平和目的に限る」ということが根本にあるからだ。ところがこの国会決議さえ2008年に成立した”宇宙基本法”で骨抜きにされようとしている。この宇宙基本法では従来の日本の宇宙開発の国是である「平和目的に限る」と言う条項が消され、変わりに「わが国の安全保障に資する宇宙開発利用を推進」と言う条項が書き込まれた。このことにより、JAXAの平和規定もより上位の法律である宇宙基本法との整合性が取れなくなり、去年2012年6月、「平和の目的に限り」と言うJAXA法の規定が削除された。

このような状況下で成立した2013年度の日本の宇宙予算は総額で3218億円ほどである。調べてみると案の定、宇宙開発に閉める軍事・安全保障に関すると思われる割合が突出してきている。ザッと見てみると防衛省のXバンド衛星通信網の整備に219億円、弾道ミサイル防衛に363億円、そして最も大きな予算を占めるのが軍事スパイ衛星の608億円で宇宙関連予算3218億円のうち約19%を占める。軍事スパイ衛星・情報収集衛星はほぼ5年ごとに更新しなければならないので、とりわけ金がかかる。そしてその他もろもろのものを含めて宇宙関連予算に占める軍事・安全保障に関すると思われる予算は総額で1391億円。全体の中で43%にもなる。軍事スパイ衛星には98年の導入以来、すでに1兆円近い巨費が投入されてきた。当初の目的には大災害時の情報提供もあったはずである。それにもかかわらず、東日本大震災や、福島第1原発の情報も「安全保障」を盾に非公開のままである。なし崩し的な宇宙の軍事利用に歯止めをかけて、従来の平和主義の宇宙開発に戻したい。